彼岸花2015年09月13日

番所の彼岸花
 「白露」「重陽」と、漸く暦の上だけでは無く朝夕の空気の中にも秋の訪れが感じられる季節となった。台風17号18号による惨禍の中にある関東以北の地の方々には申し訳ないが、朝から爽やかに晴れた今日、「日本の棚田100選」にも選ばれて、この時期には彼岸花の紅に棚田が彩られる風景でも有名な菊鹿町の番所地区を訪ねた。
 一方、棚田の稲穂は実りの時には少し間があってまだ色づいては居らず、棚田の畦を彩るはずの彼岸花も、まだ蕾のままだったが、棚田の周囲の山稜に茂る栗林は、実りの時を迎える直前に久しぶりに熊本を直撃した台風15号によって痛めつけられて、大きくなった栗の実が毬の儘沢山地面に落ちていたが、樹下には真紅の彼岸花が真っ盛りであった。