秋 鞠智城遠望2015年10月07日

鞠智城とコスモス
 一昨日のノーベル医学生理学賞の大村教授に続き、昨日はノーベル物理学賞が梶田教授に授与されるというニュースが報じられて日本中が湧いたが、その栄誉を祝福するかのような雲一つ無い紺青の空が今日も朝から広がった。
 秋正に酣の今、紅白の彩りのコスモスが満開だが、その向こうには白村江の敗戦を教訓に、不時の侵攻に備えるべく築かれた山城の一つ「鞠智城」跡の先端が望まれた。

阿蘇のススキ原2015年10月26日

やまなみ道路周辺のススキ原
 久しぶりに暇が出来たから、25日朝から絶好の晴天に車を走らせた。
 瀬の本高原へと続く道の縁、そろそろ阿蘇市を抜けて産山村と南小国町との境に入る辺りには例年私が好んで撮影するススキ原があり、何時もはすすきの白い穂波が夕方入り日に向かって煌めく様を見るのだが、今日は早朝に家を出てきたから、昇る朝日の日射しが逆光になる。その煌めきは白銀色ですがすがしく感じられた。
 この時期、ススキとしてはほぼ最終期に近く、順光では茎や葉には褐色の色も滲んでいるのだが、逆光の眩しさでそれらは全て隠され、只煌めきだけが眼底に残った。

たで原湿原から望む久住連山2015年10月26日

タデ原湿原から眺める久住連山
 素敵な秋空が続く。例年よりも紅葉が早いとの報道に急かされて、25日の日曜日に阿蘇から久住を大急ぎで巡った。
 「牧ノ戸峠」付近は丁度紅葉が見頃だったが、周辺は登り口の前後2㎞程までも登山者が駐めた車で大混雑、とても停車すら出来ない有様。諦めて長者原へ向かった。
 「たで原湿原」内の遊歩道は丁度改修工事中で通常の周回路は通れなかったものの、遠回りながら臨時の迂回路がしっかりと整備されていたので、普段行けない地点から久住連山が望める等、思わぬ幸運に巡り会うことが出来た。牧ノ戸峠とは違って、此方から眺める久住山系の周辺は紅葉には少し早かったみたいだったが・・・。
 なお、そこから更に足を伸ばした九酔渓周辺の紅葉も同様に若干早いようだったが、それにも拘わらず、休日のせいだろうが九重の大吊り橋は大混雑であった。