棚田と彼岸花2008年09月19日

番所の棚田と彼岸花
 県北部、山鹿市菊鹿町から日田市に抜ける山峡の矢谷渓谷近くの山肌は、日本棚田百選にも選ばれた丹精された棚田でびっしりと埋まっているが、その一角、番所地区では長年、田の畦に生える彼岸花を大事に育ててきていて、毎年お彼岸が近づくこの時期には、緑の山の斜面一帯に黄色く色付いた稲田を赤い彼岸花が取り巻く風景が見られ「番所の彼岸花」として知られ、熊本県農村景観大賞も受賞している。
 九州南岸近くに随分長い間停滞していた台風13号が、漸く通り過ぎて青空が戻ってきた今日訪れた番所は、彼岸花は既にほぼ8分咲きで、稲穂はまだ幾らか青みが残ってはいたが重たげに穂先を垂れていた。例年はカメラに三脚を担いだカメラマンでごった返す山峡も、台風通過直後で、訪れていた人はごく僅か。おかげで独りゆっくりと散策を楽しむことが出来た。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://tokio3.asablo.jp/blog/2008/09/19/3775597/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。