熊本城本丸御殿の障壁画2008年09月01日

昭君の間の襖絵
 8月末になって、日本列島は南から東日本まで猛烈な降雨に見舞われた。1時間の雨量が100㎜を超え、急激な水位の上昇で死者さえ発生した所もある。それが晦日の31日になって、九州は何とか青空が戻った。8月末日はまた、二百十日に当たり、空の雲はすっかり秋の形である。
 熊本城の本丸御殿はこの春に竣工したものの、話題の「昭君の間」などの障壁画や天井画は、混雑緩和と折角復元された絵画の劣化防止の観点から撮影が禁止されていた。それが漸く混雑も一段落したと言うことで、この度、Flashは禁止だが撮影が一般に許されるようになったので、今日の秋晴れを幸い、カメラを抱えて出掛けた。
 昭君の間には入室できないので、撮影は制限されるが、雰囲気は何とか伝えられただろうか。鮮やかな色彩が見事であった。