パンパスグラス2007年10月01日

 昨日の9月30日の熊本市の最高気温は27.1℃、これで8月4日以来続いた真夏日が途切れた。連続57日で観測史上第5位なんだそうな。とはいいながら今日はまた30℃まで上がったらしいし、暫くは晴れの日には30度を超える日があるらしいとの予報である。
 
 でも、朝夕はすっかり凌ぎやすくなったことだし、秋らしい風景を・・・と少しうろついてみた。山手に入ってパンパスグラスの群落?に出会う。この草は最近割に見かけることが多くなったが、ここの風景は何となく異国風。

 日本的なものは極力画面に入らないようにして写してみた。パンパスグラスはその名前が示すとおり南米大陸の草原(パンパス)が原産である。些かでもその雰囲気がでていたら良いのだが・・・。

秋桜2007年10月06日

 10月に入って朝夕は流石に涼しくなったが、日中の気温はまだ30度を超える日が少なくない。市内の植物園ではこの3連休に合わせて「コスモス祭り」が始まったが、この暑さで秋桜はまだ3分咲きなのだそうだ。市内はそうだが、流石に阿蘇のお山では30度を下回るようになって、秋桜も5分ほどは咲いていた。

 実は今日、秋のバラを愛でんものと阿蘇の内牧近郊の薔薇園まで出かけたのだが、例年なら今頃の筈なのが、気温が高かったためまだ秋のバラ・シーズンは到来していなかった。がっかりして戻ろうとした時に、薔薇園の近くでこの秋桜が咲いているのを見つけたわけである。

 今年9月の当地の平均気温は例年よりも3℃近く高くなったそうだが、こういう自然の変化がその他のあらゆるものにも目に見える形で確かに影響していることを実感した一日だった。

秋 来たる2007年10月11日

フラワーヒル菊池高原

 やっと本格的な秋が訪れたようだ。最高気温も30℃を下回るようになった。随分とゆっくりな到来である。だが北の方では早くも初冠雪の知らせもあり、これは平年ベースよりも早いらしい。これから冬にかけての季節の歩みが気になる所だ。

 菊池高原にコスモスを見に行った。南面の緩やかな斜面に数万株のコスモスが色彩豊かに花を咲かせていた。その東側、既に終わってしまった石楠花の畠は今は養生の最中だったが、その端の崖っぷちでは、杉林を背景にススキがセイタカアワダチソウと一緒に風に揺れていた。秋酣を感じた一瞬。

秋 来たるⅡ2007年10月13日

ダリヤと蝶
 11日に訪れたフラワーヒル菊池高原には、下(「秋 来たる」)に示しているようにススキが秋風に白い穂先を揺らし、南面の緩やかな斜面には数万株のコスモスが彩豊かに花を咲かせている一方、入園口のすぐ左手では、さまざまな種類のダリアが、その濃艶な花片を厚く重ねて絢爛と咲き誇っていた。花の蜜を求めて蝶が駐まる。

水あかり2007年10月14日

坪井川の「水あかり」
 毎年恒例の「城下町大にぎわい市」がこの週末13・14日の両日、熊本城下で始まった。いろんな催しの中でも私が一番好きなのが、熊本城を囲む坪井川とその周辺で行われる「水あかり」だ。暗闇の中、竹筒や紙を貼った灯籠など手作りの器に蝋燭の炎が揺れて夢幻的な情景が醸し出され、格別の趣がある。
 
 幸い強い風もなく、沢山の人出の中で今年も「水あかり」に火が点された。坪井川の川面にも灯りが映って、今年も美しい夜景が楽しめた。