朝焼け雲2007年10月16日

 今朝目覚めて外を見たら、秋らしい鱗雲?が空の東半分をびっしりと覆い、その下から丁度太陽が顔を出す所だった。朝日の光芒が雲の鱗模様を照らす。
 珍しい光景だと、手元にあったカメラを抱えてベランダに飛び出して写した一枚。

ひまわり畑コンサート2007年10月24日

 のんびり自転車を走らせていると、山手にかかってしばらくしたら突如、強烈なオレンジ色と緑色の集団が目に飛び込んできた。広い畑で、10月半ばというこの時期に、向日葵が真っ盛りなのだ。雲一つ無い快晴の下、これが空の青によく映える。

 畑の入口では、一人の男性が黙々と作業中。失礼を顧みず質問を放つ。
 「10月半ばという季節外れの時期に向日葵が真っ盛りとは、異常気象のせいか?」
 「否。向日葵の栽培は、自分が一人でボランティアで14年間続けてきている。昨年までは、11月に入って開花させてきた。しかし今年は、異常に暖かかったために一月ほど早い開花となってしまった。」
 なるほど、花の開花時期は、かなり恣意的にコントロール出来るみたいだ。

 しばらくすると立て看板が出来上がり、入口に立てられた。「ひまわり畑コンサート」とある。聞けば熊本県内の音楽愛好グループの皆さんが集まって、コンサートを畑の中で開いてくれるのだそうだ。聞くのも見るのも勿論無料とのこと。
 時期は10月28日(日)午前11:00から
 場所は、嘉島町のダイヤモンドシティ・クレアからサントリー・ビール工場へ向かうバス道路沿いで、嘉島町役場を通り過ぎ山手に入って暫くの所。

 お近くにお住まいで興味がおありの方は、是非どうぞ。

大毛蓼2007年10月30日

 朝夕の冷え込みが結構厳しい日もあるようになった。ぼつぼつ紅葉や黄葉も見られるようになってきたかな?と、近くの江津湖公園へ出かけた。
 公園では、夏の間、池の面にびっしりと生えていた水藻の除去作業の最中で、赤赤と照る日射しの中で、木々はまだ緑が濃かった。
 公園を跨いで走る幹線道路部分がコンクリート橋になっているが、その陰で朱い色が見えた。近付いて良く見ると蓼である。だが、いわゆる「赤まんま」とは少し違うようだ。
 橋の陽が当たらぬ陰の部分を背景に朱色が印象的だった。図鑑で調べたら「大毛蓼」(おおけたで)というらしい。だが自信はない。

ハゼ紅葉2007年10月31日

 江津湖畔に一本だけ高く聳え?ているハゼの葉が紅葉を始めた。葉陰には黒いハゼの実がびっしり稔っている。
 幕藩時代には、殖産奨励の一環としてハゼの栽培が盛んで、戦後も暫くは、収穫が終わった農村を彩る秋の景物としてハゼ並木の紅葉が愛でられていたが、いつの間にか各地で姿が消え、現在では努めて探さなければ見られないほど少なくなってしまった。
 私が幼少の頃過ごした田舎には楓類が少なく、紅葉といえばハゼであり、また秋は黄葉が多かった。だから、他に先んじて真紅に変じるハゼの紅葉は私にとって秋の到来の証である。
 気温は未だに若干高めのようではあるが、これでどうやら秋が定まったようだ。