モザイク壁画「蝶」2007年06月26日

熊本学園大学記念会館前のバス道路を隔てて撮影

 海老原喜之助(1904-1970)は1923年渡仏、パリで藤田嗣治に師事し、エコール・ド・パリの新人作家として期待されるも、経済恐慌のあおりで1933年帰国し、独立美術協会に所属。戦後の15年を熊本で過ごし多くの人材を育てた。

 1959年の第5回日本国際美術展で油彩画「蝶」(130.3×97.0㎝)が最優秀賞を受賞。これを原画に彼自らが指揮して1960年に制作されたのが、このモザイク壁画「蝶」である。

 当初、熊本市新市街の旧熊本東宝会館外壁に設置されたが、その建替に伴い、熊本学園大学60周年記念会館外壁に2007.3移設された。たて1,360×よこ1,010㎝。