豪雨の後・・・浮島神社2007年07月06日

 4日の昼前、梅雨前線が再び活発化して、熊本市内でも大雨警報が出され、窓の外が白い幕が掛かったように白くなるほどの豪雨がほぼ一時間降り注ぎ、阿蘇方面へのJR豊肥線が一時運行が中止されたほどだった。

 県内有数の湧き水の池に浮かぶ浮島神社周辺はどうなっているのだろうかと、前日の豪雨が嘘のように上がった昨日、出かけたのだが、池も神社もシンとして鎮まりかえり、以前に訪れた時との違いは、釣り船が二艘池に浮かんでいたことだけだった。

濃霧の中の漕艇訓練2007年07月08日

下江津橋の上から

  我が家の近くの江津湖は私が良く散歩に訪れる所であるが、また高校大学のボート部の練習場所でもある。このところ梅雨末期の豪雨が続き、江津湖も水が溢れ近づけない日が続いた。

 昨日午後からようやく小降りになったから、水も幾らか引き岸辺を巡る道も顔を出したろうと、今朝起きると直ぐ散歩に出かけた。雨雲はまだ厚く低く垂れ込め、早暁の湖面には白く濃霧が漂っている。遊歩道には水が運んできた泥土が広がり、スニーカーが直ぐに泥だらけになった。流石に散歩に来ている人は少ない。

 江津湖で一番湖面が広い下江津湖まで来ると、この早い時間なのに、8人漕ぎから1人漕ぎまで、おそらく艇庫にあったボートの全てが湖面に浮かび、眺めているうちに若人たちが一斉に漕艇訓練を始めた。そういえば海の日(7/16)には、ここで「火の国レガッタ」が開かれる予定。夏がもうそこまで来ていることを実感した。

淡いブルーの睡蓮2007年07月17日

睡蓮

 熊本県立装飾古墳館に隣接する山鹿市の「古代の森交流施設」通称「里やま」。ここの「ハス公園」の「大賀ハス」が開花したというので出かけた。

 大賀ハスは、言うまでもなく約2000年前の種から発芽させた大賀一郎博士の名をとって、名付けられたもので、「古代ハス」とも呼ばれる。

 昔を想いつつ眺めるからか、薄紅の花片にもそこはかとないロマンを感じる。その傍らには睡蓮も咲いており、臙脂よりも淡いブルーの睡蓮の花が印象に残った。

糸瓜(へちま)の花2007年07月22日

糸瓜の花

 梅雨はまだ明け切れていないがそろそろ終盤に近く、日中の気温は連日30度を超える。だからサイクリングも早朝にシフトした。

 今朝は30㎞余を走り気持ち良く汗をかいたが、曇空の下で糸瓜の黄色が鮮やかだった。

 私の子供の頃は、たわしやヘチマ水を採るためなどで、ヘチマを栽培する家が少なくなかったが、最近はすっかり減っているようだ。久方ぶりの遭遇が嬉しかった。

梅雨明けの久住山麓2007年07月25日

紫陽花

 7月に入ってからの連日の豪雨で土砂災害が発生、これに追い打ちをかけた近年稀な大形台風4号の襲来。そして辛くもこれらの災厄を免れた地域には北陸沖地震が追いかけた。そして23日、漸く梅雨が明けたかと思うと、連日34度を超す猛暑。余りの気温の乱高下に音を上げ、晴天下の阿蘇・久住の涼を楽しまんと久しぶりに車を走らせた。

 この度の豪雨と強風は阿蘇の山々にも大きな爪痕を残し、人手を加えて慈しんで来られた花園でさえも、山野草などは泥流に根こそぎ流失、或いは強風に薙ぎ倒されて、期待していたこの時期の花々は少なかった。

 山地は流石に涼しく夏の到来も遅いようで、久住山麓の花園では紫陽花の鮮やかな藍色が印象に残った。