漸く秋2013年11月02日

黄葉し始めた江津湖畔の南京ハゼ
 今年はとにかく異常気象が続いた。10月に日本列島に近づいた台風の数は何と6個。過去の平均が1.5個だというのに・・・。月末に発生した台風29号は流石に日本列島には近づかず、月末からは日中もヒンヤリ?として長袖でも過ごせるようになってきた。西高東低の冬型気圧配置がぼつぼつ定着しつつあるが、それに伴って北西風に乗ってやってくるPM2.5がこれからの心配の種である。
 それは兎も角、漸く訪れた秋の気配が、町中の樹木にもぼつぼつ黄葉をもたらし始めた。とっくに変色し終わっているハナミズキに続いて、近くの「江津湖」湖畔の木立のうち、南京ハゼやアオギリなどで、所々紅葉や黄葉が進み始めた。

五家の荘の紅葉2013年11月06日

樅の木吊り橋周辺の紅葉
 10月中に6個もの台風が日本列島に近づくという異常気象の後、11月に入ると朝夕の気温の低下と共に日中も例年並みの涼しさに変わった。前から楽しみにして予約していた「五家の荘」の紅葉狩りバスツアー当日の11月4日は、前日の雨も止み朝からは時折日も射してきた。
 九州山地の奥に位置する「五家の荘」へは、バスと言っても並みのバスでは走れず、小さなマイクロバスで狭い曲がりくねった九十九折りの山道を辿って登るわけだが、熊本市内から緑川に沿って走り、ついで52号線を氷川渓谷沿いに高度を上げて行くが、周囲は鬱蒼たる常緑樹林が続き紅葉は殆ど見られなかった。
 数時間走って分水嶺となる笹越え峠のトンネルを通り抜けると、途端に周囲の景色が色彩豊かなものに変わった。目的地である「五家の荘」地区はそれまでの氷川沿いの植物相と違うため、ここ数日の急激な気温の低下で一気に紅葉化が進み始めていたのであった。「栴檀轟きの瀧」「樅の木吊り橋」「梅の木轟」周辺の斜面や渓谷は朱色、黄色、茶色に緑色が混じり合い錦秋の粧い、「平家の里」は紅葉と黄葉が入り混じってさながら燃え立つ炎を見るようだった。

秋月城跡の紅葉2013年11月27日

 今年の秋の短かったこと、あっという間に12月の寒気が。そして紅葉の進み具合も昨年が全く参考にならない。
 昨日が雨、明日から三日間も雨、今日26日一日だけの晴天の下で紅葉を愛でんと、福岡県朝倉市の秋月城跡の目玉「黒門」は人人人・・。と言うわけで、折角遠出したが、黒門傍の灯籠と紅葉を撮って戻った。