合歓の花2011年06月30日

合歓の花
 早朝サイクリングを済ませてから、市の北部にある植木町の小野泉水公園へ合歓の花を撮影に行った。ここにはその名のごとく、かの美女の代表「小野小町」が産湯を使ったと伝えられる泉があり、その縁に合歓の木が生えて、例年、この時期に薄紅色の花を付ける。
 合歓の木は梢に近いところに一杯花を付けているが、予想していた以上に樹高が高く、用心のつもりで持って行っていたフルサイズ用の200㎜~300㎜の望遠をEOS 40Dにセットして(つまり320㎜~480㎜になる)使うことによって、何とか撮影することが出来た。
 合歓の花は淡いピンク色なので、そのままでは葉の濃い緑に負けてしまいそう。そこで露出を絞って背景をぐっと暗く落として、花の芯というのだろうか、絹糸ほどの細くて白い部分と縁のピンクの花色を浮かび上がらせるようにしてみた。柔らかな合歓の花の雰囲気が少しでも感じられたら幸せである。