徒然の記

　佐世保市にあるハウステンボスの「ばら祭り」は、沢山の種類の薔薇が園内一杯に華やかに咲き乱れて、正に「花園」の中にいる気分がして楽しいので、毎年訪れることにしている。
　今年の｢バラ祭り」は5月29日までだったということは知っていたのだが、今年の冬は寒気が長く続いたために桜をはじめ春の草花の開花が遅れがちだったから例年より少し遅くても大丈夫だろうと思い、昨日訪れたら、開花後の陽気が逆に花の生育を進めたらしく、もう薔薇は萎れはじめていた。
　その代わりに、茂みの緑が生き生きとして濃く、鮮やかな薔薇の色と競い合ってなかなか良い眺めが創り出されていた。写真はハウステンボスの宮殿風の建物がある一角のバラ園のフェンスに咲いた薔薇である。

　久しぶりに午後青空が見えそうという予報を頼りに昨日、これまた久しぶりにハウステンボスに出かけた。狙いは薔薇。寒気が長く居座ったために、春の花々の開花がかなり遅くなったので、ハウステンボスの薔薇も開花が遅れただろうと勝手に推測して、例年よりも遅く出かけたわけである。
　ところがが開花後の暖気が後押ししたと見えて、遅れをすっかり回復して、この時期には例年通りに終期の状態。もう萎れかけたのが少なく無かった。残念。（その様子は、すぐ前の記事の通り）
　薔薇の代わりに、通路の両側に生えている紫陽花の茂みで、いろいろな色に紫陽花の花が咲いていたので、一揃い撮影した次第。そういえば紫陽花は、かのシーボルトが愛する妻の名をとって「おたくさ」と名付けたのだった。