濃霧の朝・・・江津湖2011年01月02日

濃霧の中、朝日が湖の向こうから昇る
 師走も下旬に入り、気温は大きく上下しながら寒気が厳しさを増してきた。
 この所、公的・私的に忘年会に参加することが頻繁になり、前夜は自分が幹事を務める忘年会だったので、大忙しの一夜となった。会がはねるまで殆ど飲み食いが出来ないほど賑やかな会であった。
 これは幹事を引き受けた者としては嬉しいことではあったが、何せ酒好きの小生、そのまま家に戻るわけにはいかず、独り馴染みの居酒屋で暫く杯を傾けて帰宅した。
 翌二十三日の朝、やや寝坊した目を擦りながら外を眺めると、10メートル先も見えないほどに濃いミルク色の霧。慌ててカメラと三脚を抱えて近くの江津湖に向かった。ほぼ無風状態のためにこの霧は薄れることなく日の出を迎えた。ぽっかりと赤い朝日が昇るが眩しくない。そして、そこから自分に向かって赤い線が湖面を一直線に伸びてきた。一年の締めくくりとしても悪くはないなと思いながらシャッターを切る。

雪の元旦・・・江津湖2011年01月08日

江津湖岸より東方を臨む
 暮れの26日夜から熊本市内でも降雪があって以降厳しい寒波が続き、断続的に降雪が続くというここ数年稀な年末となったが、遂に元旦は僅かながら積雪の中で迎えることになった。
 インプラントの治療中のため例年のように雑煮が食べられないから、元日であってもいつも通りの柔らかい食事を済ませて、早速カメラを抱えて江津湖に向かった。上江津湖はこの程度の積雪では普段と余り変わった景色にはならない。そこで今度もとうとう下江津湖まで行ってしまった。
 流石に元旦で、散歩者の数は少なく、カメラマンは私の他には独りだけ。下江津湖でも中々良い構図が見つからず、要するに「元旦に積雪あり」の証拠写真を写しただけに終わったが、記念の意味でHPにアップした。

蝋梅2011年01月20日

木瓜の花
 今日は大寒。とは言っても、今冬は例年の大寒を超える気温が低い日が続いている。昨夏の猛暑がオフセットされているような気分だが、とにかく齢を重ねると、寒い日よりも暖かい陽光が恋しくなる。
 さて、こんなに寒い毎日の連続ではあっても、自然の営みは着実に次の季節に向かって動いている。水前寺成趣園の南側の小さな公園に一本だけある蝋梅に花が咲いた。ありふれた黄色い花だが、この寒空にしっかりと沢山のつぼみを付け、何輪かずつ開き始めている。春が近づいているのだ。
 全く自分が迂闊だったが、花の名前を勘違いしていた。公開した後にこの花が木瓜ではなく蝋梅であることを知った。確認を怠った自分が恥ずかしい。