百合の花2018年07月14日

「夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は  苦しきものそ」(大伴坂上郎女 万葉集)
 これは一例で、万葉の昔からあまた恋の歌の材料として歌われてきている百合の花。俗諺にも「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」とあるように、女性の美しさを形容する時にあげられる百合の花は、今この真夏が最盛期。
 日本は百合の宝庫で、日本の百合を欧米に紹介したのはかのシーボルトだそうだ。