柏葉アジサイ2010年06月04日

柏葉アジサイ
 梅雨入り間近のここ数日は、朝から抜けるような青空が広がり、吹く風はやや強いものの湿度が低くさらりと爽やか。このお天気の誘われて、昨日、久しぶりに阿蘇内牧温泉近くのバラ園「はな阿蘇美」へ出掛けた。
 広い園内には、イングリッシュ・ローズを中心に沢山の薔薇が栽培されていて、いまそれらが次第に強まる日射しの下で咲き誇っていた。帰りしな、薔薇ではないが不思議な可愛い一本に目がとまった。近寄ってラベルを読むと「柏葉アジサイ」とある。梅雨時に咲くアジサイとは全く似ても似つかぬ形であり色であるが、その名前に惹かれて写した一枚。図鑑で調べたら北米系の紫陽花のひとつで、葉っぱが「柏」に似ているからこの名前だそうだ。
 阿蘇谷は早くも田植えが進んでおり、茶褐色に実った麦畑と、満々と水を湛えた田植えが済んだばかりの水田とが隣り合わせに並ぶ。

あじさい2010年06月14日

あじさい
 漸く梅雨入りしたようだが、さっぱり雨が降らない。中四国以東ではそれなりの降雨があったようだが、九州では今日も、朝のほんの暫くは曇っていたが直ぐに青空が広がり、後は一日夏のような強烈な日射しが降り注ぐ。去年同様に今年も空梅雨かな?と心配である。
 ともあれ、梅雨時は紫陽花がもっとも美しい時である。夏の日射しを浴びつつ、江津湖とその周辺を紫陽花の群落を探し探し歩いた。江津湖では、早くも子供達が泳いでいた。子供達に取っては、もう夏なのだ。

住吉神社のアジサイ2010年06月16日

住吉神社のアジサイ
 「梅雨の晴れ間」というのだろう、朝からすっきりとした青空が広がり、風も爽やか。県下でも指折りの株数といわれる宇土市の住吉神社(住吉自然公園内)のアジサイ園を訪れた。
 初めての訪問だったが、ナビの導くままに走って大した苦労もなく到着。天草に向かう途中の岬にその神社はあった。寡聞にして知らなかったが、この地は古代海運が有力な移動と運搬の手段であった頃、熊本に寄港する際の要衝地点であったようで、当神社の沖合にある岩礁?は「たはれ島」と名付けられて伊勢物語、枕草子、あるいは後選和歌集などに詠まれているという。
 また、神社境内地には1924年に細川藩主によって灯台が寄進されており、日本最古の灯台と書いてあった(なお、昭和8年にコンクリート製に造り替えられたが、ここの灯台は今なお現役である)。
 海に沿って湾曲する岬に面する斜面一帯がアジサイ園で、公称2,000本の様々な種類と色合いのアジサイが栽培され、しかも手入れが行き届いている。次第に強まる日射しの下で咲き誇るさまは見事だった。