蝋梅2009年01月08日

蝋梅
 年末年始を東京で過ごしたが、滞在期間中、俗界の喧噪や景気後退の嘆きなど全く関わりなしとばかりに東京上空は快晴温暖、まさに上々吉の日本晴れであった。2009年の先行きがこの空のようであってくれたらどんなに良いか・・・。
 十日ぶりに戻ってきた熊本の空は曇り。盆地特有の底冷えのする夜を久しぶりに味わう。これが今年の現実に近かろう。
 さて、一夜明けて春の兆しは?と探しに出たが梅はまだ。では蝋梅なら・・・と去年の記憶を辿って訪れてみれば、今年は無惨にも根こそぎばっさり切られて影も形もない。がっかりして戻る道の傍らの小公園に一本だけ咲いているのが見つかった。片隅の小さな幸せ。

日の出2009年01月17日

 今日からセンター試験が始まる。お天気は幸いに全国的に晴れが多いようだ。気温は昨日までよりも若干上がって、受験生諸君にとっては幸運であろう。
 わたしが高校3年の時に実施されたのは共通一次試験と称するものであったことを思い出した。また、当時は現在のようにコンピューターによる採点が普及していなかったから採点に要する期間が長く取られて、確か前年に実施されたように思う。ところで当日のお天気はどうだったのだろう?。全く記憶にない。正しく回答ができたのかどうかで、頭が一杯だったようだ。
 そのようなことを思いつつベランダに出ると、山稜を覆う薄い靄を通してまん丸な太陽が登り始めた。

 受験生諸君の健闘を祈る。

浅 春2009年01月20日

 大寒の入りというのに、急に気温が上がって今日は3月上旬の暖かさになった。ここ数日の寒さに備えた服装のままで出かけたものだから、直ぐに汗をかいてしまった。
 ここ数年、私が春の訪れを定点的に観測している場所があるが、この暖かさが野草に春を感じさせたのだろうかと、今日その場所を訪れた。何ら風を遮るもののない吹きさらしの用水堀縁だが、縮こまりながらも水仙<が早くも花を付け、オニノゲシは太陽に向かって眩しげにタンポポに似た花を伸ばしていた。