ハウステンボスのライトアップ2007年12月04日

ハウステンボス美術館前庭の木立
 もう師走。一年の経つのが矢鱈と早い感じがする。夏の余りの暑さに閉口していたのがついこの間のようだったのに。

 ハウステンボスは四季それぞれに草花や樹木の世話が行き届いて、何時訪れても緑が精一杯その時々の美しさを見せてくれるのだが、流石に師走に入れば若干の紅葉をのぞけば裸の枝の間から見える冬空が寒々しい。
 だが、陽が落ちると人工の灯りに照らされて、季節を離れた煌めきの中でハウステンボスは鮮やかに甦る。
 その美しさに誘われて、今日は夕方からここを訪れた。北欧の雰囲気を湛える建造物群にあたる光が、新たな角度でそれらの美しさを見せてくれていたが、私は人影が絶えた広い庭園を囲む並木の造る光と陰にも惹かれた。